【食べログ百名店】京都で食べる人生で１番おいしい卵とじうどん「おかきた」

京都の有名な老舗うどん店「おかきた」さんに、行ってきました。

私が今までで１番おいしいと思ったうどんで、出汁まで飲み干したのは人生初の経験となりました。

京うどん生蕎麦 おかきたとは

昭和１５年に創業したおかきたさんは、京都の重要文化財である平安神宮周辺エリアにあります。

京都の有名料亭「菊乃井」のご主人である村田さんがかなり高い評価をしていたうどん屋さんで、

ずっと京都に帰ってきたら行こうと思っていました。

お店の前には、開店１０分ほど前に行きましたが、すでにずらりと行列が…。

ちなみにお隣には、同じく食べログ百名店の山元麺蔵さんが軒をつらねていることもあり、

わりと閑静な道に異様な行列が２つあるのはなかなか面白い光景です。

開店と同時に列が動きましたが、一回転目では入れず。

待っている間にメニューを手渡していただき、入店前に注文しておくスタイルです。

温かいうどん・蕎麦のメニュー。けっこう種類豊富です。

ここの名物は玉子とじうどんで、中でも海老天ぷらが上にのった天とじうどんが人気。

私も友人からこれを１番におすすめされていたので、天とじうどんを頼みました。

真冬なのであんかけうどんも気になり、けいらんうどんも頼むことに。

卵とじのあんかけである「けいらんうどん」は京都の定番メニューですね。

もちろんお蕎麦も選べます。

こちらは丼も評判がいいです。

丼はミニもあるので、うどんとミニ丼をセットで頼む人も多いようでした。

そして、ついに店内へ！待ち時間は２０〜３０分ほどでした。

店内の様子

店内は外から見て想像していたよりもかなり広く、

テーブル同士の間もかなりゆったりしていて、非常に気持ちいい空間です。

インテリアもこだわりが詰まった手作りのもので揃えられていて、

秋草模様の唐紙のインテリアは江戸時代から使われている刷木で刷り上げられており、

椅子やテーブルも竹製で、京都の伝統あるうどん名店の雰囲気を醸し出している気がします。

おうどん

入店前に注文を済ませていたからか、席に着くとあまり間を置かずして料理が運ばれてきました。

海老天ぷらのけいらんうどん（￥１,５００）

こちらは、天ぷらがのった卵のあんかけうどんです。

味もおいしく、ゴージャスな見た目を裏切りません。

うどんはとても柔らかくちゅるちゅるしていて、細めの麺。

天ぷらもさくさくで、卵はふわふわ、生姜の効いたあんかけで体も温まります。

おかきたさんのうどんの出汁は全て天然利尻昆布のみを使用しているそうですが、

このお出汁も絶品でした。

そして、もう１品、本命のおうどんが…

天とじうどん　えび２尾（￥１,６８０）

こちらが以前、菊乃井のご主人である村田さんが、テレビで大絶賛していたもので、

贅沢な海老の天ぷらと、卵を２個使ったフワッフワの玉子とじうどんです。

これはもう、正直おいしすぎてびっくりしました！

経験上、うどんはどんな安いお店やお家で食べても普通に美味しいものですし、

以前東京で有名なうどん店を巡ったときに、（当然美味しいですが）感動は特になかったので

今回もそこまで期待していませんでした。

けれどこのお出汁が本当にやさしい味で、うどんの麺の具合も卵のふわふわ具合も

天ぷらのジュワッと、サクッと、そして少し甘い感じも

全てが絶妙すぎて本当においしかった！！

私はラーメンやうどんなどの麺類は、美味しいなと感じてもスープを残す派です。

しかし、このお出汁は本当に耐えられなかった。

ほとんど全て飲み干してしまいました。

まとめ

京都はグルメな街なので、美味しいお店も多くて行きたい場所も増えるばかりですが、

おかきたさんのうどんは、評判通り（またはそれ以上）のお味で感激しました。

周辺エリアには平安神宮くらいしか観光名所がないので

何かのついでとはいきにくい場所ではありますが、ぜひ再訪したいお店です。

※この記事は2023年12月の訪問をもとに執筆しています。最新情報は公式サイトにて必ずご確認ください。